簡単に効率よく栄養素を体内摂取できる健康パウダー「大豆粉」
大豆は『畑の肉』と言われる良質な栄養成分がぎゅっと凝縮された優れた食品です。
その大豆を創業以来ひたすらに磨き続けて来た製粉技術を活かし粉末化しました。
これにより取り扱いが容易になり、加工性が向上し、さらに様々な食材ともなじみやすくなったことでたくさんのお客様に親しまれています。
西尾製粉の大豆粉
西尾製粉では、下記の2つの大豆粉を取り扱っています。
・生大豆粉
・酵素失活大豆粉「大豆っ娘」
西尾製粉の「生大豆粉」の5つの特徴
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- 粉末化することの難しい大豆を加熱や冷凍などの処理を行わず、自然なままで粉末化!
- 発芽して最初に出てくる葉っぱ=子葉部のみを使用しています。味に苦味やエグミをあたえるタンニン質。
このタンニン質が多く含まれている大豆の外度や胚軸を除去しているので、大豆の持つ自然な甘さが引き立ちます。 - 国内で販売されている大豆粉は微粉末であることが多いですが、弊社の大豆粉は微粉末ではありません。
脂のにじみ出しを防ぐためには大豆細胞を壊さない粒子の大きさが必要だったからです。そのことから、当社の大豆粉は50メッシュパス(約0.35mm)のサイズに揃えてあります。簡単に分散、溶解ができます! - 常温での賞味期限80日!大豆細胞の破壊をしないように粉砕しておりますので細胞中の油脂の湿潤がほとんどないため、日持ちがします。(未開封時)
- 原材大豆は非遺伝子組み替え大豆の国産100%、外国産100%の2種類をご用意しております。商品カテゴリーに合わせてお使いいただけます。
※加熱される用途にお使いください。
西尾製粉の酵素失活大豆粉「大豆っ娘」の6つの特徴
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- 大豆特有の青臭みがゼロ!大豆本来の自然な甘さが引き立ちます。
- この失活大豆粉は30メッシュパス(約0.5mm)という粗めの粒径に揃えること、酸化酵素であるリポキシゲナーゼを失活処理していることで、油脂由来による酸化変敗が起こりにくくしてあります。そのため、美味しさの長期間持続が可能に。
- リポキシゲナーゼだけなく、タンパク質の消化吸収を邪魔して消化不良から下痢を起こすことで知られているトリプシンインヒビターも98%前後まで取り除いてあるので安心!(当社データによる)
- 糖質量の少ない大豆は低糖質、低GIの低糖質対応食品(糖質制限食、ダイエット食品等)へのご利用に最適です。新しい切り口の商品開発にぜひお役立てください。
水分 灰分 食物繊維 糖質 タンパク質 脂質 備考 菓子パン用粉 14.0% 0.4% 2.5% 67.8% 8.0% 1.7% 五訂日本食品標準成分表による パン用粉 14.5% 0.5% 2.7% 73.4% 12.4% 2.1% 大豆っ娘 10.5% 5.5% 16.1% 7.9% 39.0% 21.0% 当社協力機関による - 生大豆粉では扱いづらかった商品開発が可能になり、食品全般にご利用できますが、特に菓子類の相性にピッタリです。また加熱を必要としない用途にもお使いいただけます。
- 原料は、非遺伝子組み替え大豆の外国産100%を使用。
水分 | 灰分 | 食物繊維 | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 備考 | |
菓子パン用粉 | 14.0% | 0.4% | 2.5% | 67.8% | 8.0% | 1.7% | 五訂日本食品標準成分表による |
パン用粉 | 14.5% | 0.5% | 2.7% | 73.4% | 12.4% | 2.1% | |
大豆っ娘 | 10.5% | 5.5% | 16.1% | 7.9% | 39.0% | 21.0% | 当社協力機関による |
この大豆粉を小麦粉の置き換えとしてパンやお菓子に使えば、本来高い糖質量である小麦加工品の糖質量を下げる効果があります。
これに糖質ゼロ甘味料を組み合わせれば更に効果的で、主食(パン等)への欲求、甘いものへの欲求と言ったストレスを解消しつつも糖質の摂取を控えることが出来るのです。
また、たんぱく質、脂質が主成分である大豆は低GI(グリセミックインデックス:ぶどう糖を100とした血糖値上昇のスピードを食品毎に比較数値化したもの)食品で知られていますが、他の高GI食品と組み合わせることでも血糖値の上昇を緩やかにする効果があることが知られています。
従いまして、甘味を出すため砂糖を使用した場合でも大豆と組み合わせることにより、血糖値の上昇は緩やかになります。ひいては満腹感の持続につながり、結果として肥満予防、ダイエットに役立つことが期待できます。
その他の栄養成分
◉タンパク質
大豆のたんぱく質は栄養価の基準を表すアミノ酸スコアでは100を指します。これは豚肉、鶏肉やあじ、いわしといった動物性たんぱく質と同レベルにあり、大豆が「畑の肉」と呼ばれる由縁となっています(因みに精白米は65、小麦粉は38です)。
◉脂質
脂質は不飽和脂肪酸に富んでおり主成分はリノール酸で、この成分はコレステロール低下作用があるとして注目されています。
◉ミネラル
カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅といったミネラル類が豊富です。
その中でもカリウムは特に豊富で約1900mg/100g含んでいます。カリウムは高血圧予防に効果があり、年齢階級にかかわらず男性2500mg/日、女性2000mg/日摂取が目安量とされています。
◉ビタミン類
葉酸をはじめとするバラエティーに富んだビタミン類を含んでいます。葉酸は約230mg/100g含んでおり、貧血予防、神経疲労予防に効があります。特に妊娠中の女性は積極的な補給480mg/日が摂取推奨量とされています。
◉機能性微量成分
大豆イソフラボン
女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをし、更年期障害、骨粗鬆症予防に効果があると言われています。大豆イソフラボンは約200mg/100g含んでいます。必要摂取量は70~75mg/日と言われております。
また、大豆は厚生労働省と農林水産省が平成17年6月に公表した食事バランスガイドにおいて、大豆を使った料理は肉や野菜、卵料理と共に主菜として位置付けられています。厚生労働省が推進している21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)においては大豆を含み豆類は1日100gを摂取することが目標となっています。
◉糖質とは
栄養表示基準では「炭水化物」、「糖質」、「糖類」などは下記のように区別されています。
食物は摂取された後、口の中と小腸でぶどう糖に分解されます。このぶどう糖は血液に入り、脳や筋肉、脂肪などの細胞に運ばれ活動エネルギーとして利用されます。しかし、過剰に摂取された分は体内で中性脂肪に合成され蓄積されます。これが肥満の原因となり生活習慣病を誘発しているのです。
生活習慣病のうち、特に糖尿病は予備軍を含めると日本人の1/10人とも言われており、近代日本の抱える大きな問題となっています。糖尿病とは血糖値が調節できずに高血糖の状態が続き、尿にまで糖があふれ出すことを言います。糖尿病で最も怖いのは自覚症状が無いので、知らず知らずのうちに高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などの二次的な障害が表れることです。
血糖値とはぶどう糖が血液中にどのくらい含まれているのか、その量を言います。この血糖値は食後に上昇しますが臓から分泌されるインスリンにより大体1〜2時間後には普通の状態に戻ります。
血糖値の上昇するスピードには食物の種類により大きな違いがあります。
糖質の場合、血糖値は食後急に上昇し高いピークを示します。
この急激な上昇に対し体は普通の状態に戻ろうとしてインスリンを大量に分泌します。これを繰り返してゆくと、やがては膵臓が疲れて、機能低下を引き起こしインスリンがあまり分泌されなくなってしまうのです。
その結果として、血糖値が調節できない状態に陥り、糖尿病へといたってしまいます。
但し、糖質であっても合成甘味料(アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース等)と、糖アルコールのうちで唯一、エリスリトールは体外に排出されるため血糖値の上昇には関与しません。
たんぱく質、脂質もそれぞれ血糖値を変動させますが、ともに上昇は緩やかで低いピークを表します。
成分分析(当社協力機関による)
▼大豆粉分析結果
水分 | 粗蛋白 | 粗脂肪 | 灰分 | 食物繊維 | 炭水化物 | 糖質 | |
外国産大豆粉 | 10.5% | 39.0% | 21.0% | 5.5% | 16.1% | 23.8% | 7.7% |
国産大豆粉 | 11.8% | 38.9% | 19.0% | 4.7% | 14.1% | 25.6% | 11.5% |
▼大豆粉副産物(飼料用)分析結果
水分 | 粗蛋白 | 粗脂肪 | 灰分 | 粗繊維 | 可溶性無窒素物 | |
外国産大豆粉 | 9.0% | 31.3% | 18.1% | 4.9% | 8.6% | 28.1% |
国産大豆粉 | 11.5% | 8.8% | 1.5% | 4.1% | 34.7% | 39.4% |
大豆粉を使うとメリットがいっぱい!
導入例:お豆腐の製造
豆腐の製造に際し、深夜・早朝の仕事は必要なくなります。大豆粉を水に溶解して30分後には豆腐が完成します。
販売店様からご注文を頂いてから必要分だけ大豆粉を水に入れ、溶解を始めて下さい。
大豆を長時間水に浸漬しますと、ビタミン類、オリゴサッカライド類が水中に溶出してしまいますし、蛋白質等の成分も変質します。代わりに、菌の増殖が発生し、まさに腐敗に近い状況になります。大豆粉を使用することで安全で栄養分の豊富な豆腐の生産が可能です。
設備投資が30%減少、ランニングコストも同様に減少します。
又製造がマニュアル化でき、プロの判断は不要になります。経営体質の強化に貢献いたします。
微粉末の大豆粉と違い、おからは豆から豆腐を製造する時の1/2位発生しますが、豆腐の凝固性、油あげの製造に問題が無く特徴のある商品に仕上げることができます。
商品のご案内
豆腐、豆乳へのご利用の他、菓子、パン、各種料理への材料として注目されています。
大豆の持つ様々な機能性と高タンパク、低脂質成分は現代人が抱える健康問題解決への可能性を秘めています。
大豆の皮、胚軸を取り去り、胚乳部分のみを粉体にしました。甘味ある豆乳、豆腐作りの他、製菓、製パンの原材料として、または大豆の持つ栄養を効果的に利用する食品の開発にもお使い下さい。
【15kg/クラフト紙】
大豆のリポキシゲナーゼ酵素、トリプシンインヒビターを失活処理した大豆粉です。青臭みがなく、消化阻害因子も失活しておりますので、加熱処理のない製品にもそのままお使いいただけます。